疲労対策をするべき理由
神経疲労はやばい
今日は皆さん、今日も読んでいただきありがとうございます。
今回は神経疲労について少し考えてみたいと思います。
皆さんが筋トレを一生懸命やった後って疲れますよね?
10年位前までは、乳酸という疲労物質が筋肉中に溜まることから
疲労すると言われてきました。
ところが、この説はどうやら間違っているそうです。
そこで、今回は、神経疲労の原因とその対策について解説してみたいと思います。
この疲労は筋トレに限ったものではなく、仕事や事務作業による眼精疲労などのストレスによる疲労全般の話なので日常生活にとっても重要なものです。
ので、知ってて損はない知識となります。
皆さん、『体がだるい』『疲れがとれない』などの症状はありませんか?
疲れが長期化している方は、メンタル的にも参ってくる可能性があるので原因を探して早めにその原因をつぶしましょう!
神経疲労はやばい・・・
以前は疲労の原因は、乳酸が疲労物質でありそれが筋肉中に溜まるから疲労すると言われてきました。
ところが、現在では疲労の原因は脳が疲労を感じることにあり、(最近ではと言っても十年位前からですが)、
『神経細胞が活性酸素によって酸化することによって引き起こされるという説』が有力になっています。
いままで悪者扱いされていた乳酸はむしろ疲労を軽減するためのエネルギーとして有効ということがわかってきました(今までと真逆じゃねーか!)。
どういう理屈かというと、
高強度でトレーニングすると、筋肉のみならず、神経細胞にも活性酸素が発生し神経細胞が酸化します。
その結果、脳が疲労していると感じる、というのが最近の説です。
この疲労は、長時間のデスクワークや目の眼精疲労でも原理的には同じです。
つまり、みなさんが日常的に感じるストレスから活性酸素が多く発生し、それが疲労の原因となっているのです。
ここで筋トレでよくある陥りがちな神経疲労が蓄積するパターンがあるので紹介しておきます。
ビルダーなどのモチベーションの高いトレーニーは高強度トレーニングを終えた後の達成感があるため、疲労感をあまり感じなくなるという研究報告があります。
これはどういうことかというと、モチベーションの高さが、脳が疲労感を正常に認識できない状態にあるということです。
気付いたら、『オーバーワークになって何もやる気が起きなくなってしまった』という状態になるのです。
オーバーワークになると、やる気の減退、風邪などの病気にかかりやすくなる、ひどい場合には
過労死する危険性もあります。
ニュースで見る過労死も、原理的には同じで、仕事をたくさんこなす必要があり、そのプレッシャーから
脳が疲労を認識できなくなり、疲労が蓄積しているのに気づかなくなっているのが原因です。
皆さん、残業しすぎてませんか?
私は、最高で2週間夜中まで残業したことがあります。
この時はさすがに死ぬかもと思いました。
話を戻します。
オーバーワークになる原因の具体例として一つよくある失敗をもう一つ挙げておきます。
バーベルベンチプレスをやるときに、補助についてもらって、ウェイトが挙がらなくなったら、補助者が少し手伝うというやり方を
している方をたまにジムで見かけます。
実はこのやり方は、筋力・バルクアップともに効果がなく、神経疲労だけが蓄積するという研究結果が報告されていますので止めましょう。
もちろん、高重量を扱っていて、バランスを崩した時のための補助は当然必要です。
結局、筋トレで効果を出すためには、自力で挙げなければ効果は薄いとうことです。
神経疲労の回復方法
では、普段どうやって神経疲労を回復すればよいのかについて解説します。
まず、息が上がらない位の軽い運動なら疲労回復に効果があるとされています。
『でも、そんな軽い運動で筋肉はつかないよ!』
と言いたくなると思いますが確かにそうです。軽い運動では筋肉はつきません。
ハードなトレーニングをしているあなたでも対策があります。
よく言われる『抗酸化物質』を積極的に摂ることです。
ビタミンC、コエンザイムQ10なんかですね。
できるだけ、天然の食材から摂取するのが理想です。
サプリはあくまで補助、サプリメインにすると逆に体調が悪くなる可能性があります。そもそも吸収率が低いものが多いらしいです。
結局、野菜、果物、MEC(肉、卵、チーズ)、炭水化物をバランスよく食べるということがベストな選択という当たり前の結論になるわけです。
もう一つ、神経疲労を回復させるために重要なのは睡眠です。
充分な睡眠時間を確保しないと脳の疲労がとれないため、質の良い睡眠をとることがとても重要です。
睡眠時間については、個人差があるので何とも言えませんが、最低でも6時間は必要と報告されています。
因みに私の場合、8時間です。6時間の睡眠では倒れます・・・
参考までに
↓↓↓↓↓↓
以上が日常的に実践すべき神経疲労対策です。
これともう一つ、高強度で筋トレを実施しているトレーニーが知っておくべき定期的に行うべき疲労対策があります。
それは、
数か月に一度はまるまる一週間とか十日とか、筋トレを全くしない日を設けるということです。
これは上述した、『モチベーションが高い人は疲労感を認識しにくい』ので知らず知らずのうちに疲労が蓄積している可能性があるからです。
バルクアップしている時の私もこの状態に何回か陥ったことがあります。
トレーニング日誌を見てみると3か月以上高強度トレーニングを続けていました。
やる気がだんだんとなくなっていきました。
これはやばい、と思い10日休んだら筋肉の張りはなくなりましたが、体調はよくなりモチベーションも回復しました。
皆さんは定期的に筋トレ休んでいますか?
筋トレのモチベーションが下がってきたら一旦、休むのも手です。
次に筋トレを始めた時に、新鮮な刺激を筋肉に与えることができるので、筋肉の反応も良くなります。
同じトレーニングを長く続けると筋肉の反応も悪くなりますからね、
長い目で見ると敢えてトレーニングを休むというのは、筋肥大や怪我の防止という点でも重要です。
私の場合は、2が月筋トレするとインターバルを10日空けるようにしています。
10日間は全く筋トレはしません、そのかわり次に筋トレ始めた時は筋肉の反応は上々ですW。
神経疲労も回復して、筋肉がしばらく刺激を受けていないからです。
仕事でストレスが溜まっている人は筋トレした方がいい?
最後に、仕事でストレスが溜まっている人は筋トレすると更に疲労が溜まるのでは?
と思う方のために解説していきたいと思います。
神経疲労はメンタルとも結びついているため、筋トレのみならず、
通常の生活や、仕事のストレスなどでも蓄積する可能性があります。
特に仕事で疲れている方は、仕事のストレスで神経疲労が溜まってくるので
さらに運動する気が起きない、などの悪循環に陥りやすいです。
『仕事のストレスで神経疲労がたまっているのなら、筋トレも神経疲労たまるし、何もできないじゃんか?』
と思われそうですが、
筋トレによるストレス発散効果>何もしないで神経疲労を溜め込む
確かに筋トレすれば、それなりに神経疲労はあります。
しかし、筋トレにより神経疲労が溜まるのは、ハードなトレーニングを数か月続けた場合であって、
一週間やそこらで筋トレによる神経疲労による悪影響はすぐにはでません。
ストレス解消効果の方が大きいと一般的には言われています。
むしろ、仕事や人間関係によるメンタルからくるストレスの方が日常的に蓄積していくので危険です。
なので、
筋トレによるストレス発散効果>何もしないで神経疲労を溜め込む
であれば筋トレをすべきということになります。
皆さんも、筋トレやったあとの達成感は気持ちいいですよね?
いいストレス解消になります。メンタル面でのプラス効果があるためです。
もちろん、筋トレなんかいやだ!という方は筋トレはやらない方がいいです。
要するに、仕事などでストレスが溜まっている人ほど、神経疲労回復のためには筋トレをやった方が良いということ。
もちろん、ストレスを解消するだけなら、人それぞれなので、呑みに行ったり、デートしたり、趣味にいそしんだりすればよいのです。
ここではあくまで筋トレがメインの話なので・・・
ここまで読んでくれてありがとね。
筋トレやダイエットにまつわる誤った認識を改めたるぞー!